豊田 泰光 「チェンジアップ」
西鉄でショートを守り、強打者だった豊田 泰光氏が日本経済新聞朝刊に連載していた評論「チェンジアップ」が12月26日で最終回を迎えた。実に1998年から2013年まで足かけ16年間にわたる連載だった。私はチェンジアップが掲載されると必ず読むようにしていた。辛口評論と言われたが、私自身いろいろなことを気付かされ、また野球というスポーツの深さも教えられた。毎回楽しみにしていたので、連載が終るのは正直寂しい。子供心の西鉄の豊田はカッコいいと感じていた。そしてチェンジアップを書いている豊田もカッコいいと思っていた。この評論が「豊田泰光108の遺言」(ベースボールマガジン社)としてまとめられている。購入して改めてじっくり噛み締めながら読んでみたい。