転換の時

今迄8年間屋上菜園で、また市民農園で、そして今年から小川町の畑で農作業をしてきた。現場での身体を使う作業だ。農家の高齢者には叱られると思うが、正直言って屋上で日中作業するのが体力的にややシンドクなってきた。自分の家の近くにある市民農園であれば、早朝に出かけて、夏であれば涼しいうちにそれこそ朝飯前の作業ができるが、都心のビルの屋上の場合はそうもいかない。朝9時からの作業でも北千住ルミネの場合だと2時間程はすぐに経ってしまう。場合によっては12時過ぎにもなる。屋上は照り返しもあるせいか、地上よりも暑い。ここ数年熱中症に注意しながら菜園での作業をやってきたが、やはり若い人達に作業を代わってもらう時期になっているような気もする。これからは屋上菜園のコンサルティングに段階的にシフトしていきたい。最近、屋上菜園の件でいろいろなところから相談を受ける機会が増えてきた。現場での経験、その間書物からも学んだこと、実際に農家から教わったことを一度整理してみたい。農業のプロではない都市住民には都市住民に相応しい栽培方法、それも有機栽培のやり方があると思う。また都市部のビルの屋上で野菜栽培をする場合、生産物を販売するということもあるいはあるかもしれないが、屋上菜園の楽しみ方、本業への貢献なども含めたビジネスモデルも必要だ。