農業と農的ライフスタイル

何事であれ、それが仕事となると大変だ。しかしそれが趣味であれば話は別になる。

仕事の場合、そこから収入を得て、必要な費用を賄わなければならないが、趣味の場合は逆に支出中心となる。趣味の場合は楽しみをお金を払って買っている、と言えるかもしれない。話が変るが、私が子供の頃、ゴルフはそれほどポピュラーなスポーツではなかった。

当時はプロ野球と相撲、そしてプロレスだっだ。以前ある年配のプロゴルファーが言っていたが、プロが生活できるのはアマチュアのゴルファーのお陰であり、プロはアマチュアを大切にしなければならない、と。現在ゴルフ人口はどのくらいになるのだろうか。山に例えればアマチュアという大きな裾野があるからこそ、ゴルフ関連の商品も売れ、またテレビ中継もできる。かつては一部の人達の高尚なスポーツだったゴルフが大衆化された。

農業については一概には言えないが、農業の大衆化ということについて考えてみたらどうだろうか。ゴルフの場合は、コースがあり、練習場があり、上手になるための練習キットがあり、本があり、週刊誌が発行されていて、そしてテレビ中継もある。私も以前はゴルフを楽しんでいたが、最近は農業にすっかり嵌っている。自然を相手にして、食べ物をつくるとはどんなことを日々実感できるからだ。自然は恵みを与えてくれると同時に、厳しさももたらす。最近は農業も大衆化傾向にあるようだ。しかし、ゴルフと同じように、上手になるためには基本とセオリーを学ぶ必要がある、ということを忘れてはならないだろう。