農業の世界こそ日本型ビジネスモデルが必要ではないか

過去数年にわたって自分なりにビジネスモデルの勉強をしてきた。ビジネスモデル関係の本は大体読んできたが、その中で理論的には

「ザ・プロフィット」エイドリアン・スライウォツキー(ダイアモンド社 2002年12月12日)

「ビジネスモデル戦略論」(ハーバードビジネスレビュー編集部2006年10月5日)

「ビジネスモデル・シンキング」安室 憲一(文眞堂2007年4月30日発行)

「ビジネスモデル革命」寺本義也他(生産性出版 2007年5月25日発行)

「ビジネスモデルイノベーション」野中郁次郎(東洋経済新報社2012年8月14日発行)

「なぜあの会社は儲かるのか?」山田英夫(日本経済新聞出版社2012年7月23日)

などを読んできた。2006年のハーバードビジネスレビューでビジネスモデル特集が組まれてからビジネスモデル関係の本が増えてきた。それまではビジネスモデル関係の本は殆ど無かった。

そして実務的に一番参考になったのは、なんといっても「経営学」小倉昌男(1999年10月4日発行)だ。「経営学」は繰り返し読んでいる。

さらにビジネスモデルの理論と実際の制作を勉強したいと思っていた私にとって「ビジネスモデルジェンレレーション」(翔泳社 2012年2月9日発行)はまさに待望の書であった。購入して約1ヶ月で読了した。読んでいて面白くて次から次へと読んでいった。

そのうち優れたビジネスモデルと言えるようなものが日本の江戸時代にもあったことに気付かされた。そこから「日本型ビジネスモデル」というものがあるのではないかと閃いた。

それも世界に通用する日本発のビジネスモデル。それが私の大袈裟に言えば生涯の研究テーマとなった。そして現在、日本の農業分野で日本型ビジネスモデルづくりに取り組んでいる。