都市型コミュ二ティとユニバーサル・コミュ二ティ菜園
先週19日に品川区のY小学校の屋上菜園のPTAの皆さんとの交流、そして今日の千代田区立高齢者センターでの屋上栽培講習会の後、頭に浮かんだのが「ユニバーサル・コミュ二ティ菜園」という言葉だった。品川区の小学校の屋上ではお母さんたちが、小さな子供を連れて栽培作業に来ていた。お母さん達は子供の動きを視野に入れながら作業をしている。学校の屋上であれば安全、安心だ。子供達は菜園区画の間を、声を上げながら走りまわっている。一方千代田区立高齢者センターでは今年、近くの保育園の子供達用の屋上菜園を設け、子供達と高齢者が一緒に野菜の手入れをした。その指導をさせて頂いた経験から野菜栽培では老若男女がわけへだてなく、それぞれ楽しく、一緒に作業ができる、ということだった。現在東京都内の区では高齢化と世帯当りの人数が2人を切るケースが増えている。一方以前から住んでいる住民(主に戸建て住宅)と新しく移ってきた住民(主にマンション)との交流が難しく、町内会の役割についても限界が指摘されている。それぞれの区にとってコミュニティ、特に都市型コミュ二ティの形成が大きな課題になっているが、具体的な解決策がなかなか見つからず、模索状態が続いているようだ。そこで、私は都市型コミュティの一つとして、都市部の屋上を都市型コミュ二ティの場として屋上菜園ガーデン化することを提案できないかと考えている。そのためにも「ユニバーサル・コミュ二ティ菜園」のモデル化を進めていきたい。