都心のカフェの3年後

これから都心のカフェはどのように変っていくのだろうか。私が行くカフェは二極分化している。まず頻繁に利用するのはドトール、スターバックス、タリーズ。ドトールは店舗数が多いためだろうか、どこにもでもあるのでよく利用する。私はコーヒー通ではないが、ドトールのコーヒーも味はOKだ。以前マックのコーヒーを飲んだがどうもいただけない。

ドトールの店内も変ってきている。店によるが観葉植物が増え、少しゆったりしてきた。サードプレイスのスタバの影響だろうか。タリーズはコーヒーが美味しい。以上は低価格の店だが、時々ゆっくり物思いに耽りたい時には値段が高くなるが、上質の雰囲気を求めて、まさにコーヒー文化が楽しめる喫茶店に行く。池袋、新宿、渋谷、銀座に時々出かけるが、行く店は決まっている。例えば、銀座の場合、西銀座から歩いてすぐのところにある喫茶店だ。50年代のオールドアメリカンのBGMを聞きながら今日のコーヒーを飲む。ここの店はお客様の十分以上の満足を提供したいという気持ちをこめて十二茶房という店名をつけている。コーヒーを注文する時に「ミルクを入れますか」と聞かれる。「入れます」と返事すると熱めにしてコーヒーを出してくれる。

日本ではここ十年だろうか、外資系も含め個性のあるコーヒーチェーンが全国に展開してコーヒー文化が大きく花開いた。

終身雇用制時代、日中にコーヒーが飲める場所はあまりなかったし、またその時間もなかった。

これからの時代、カフェはどのようになっていくだろうか。

大雑把な言い方になってしまうが、やはりカフェはコミュニティスポットになっていくのではないか。人々はコミュニケーションを今以上に求める時代になっていくことだろう。

雑談のネタを多く提供してくれる店を選ぶのではないか。

またカフェの中に今迄以上に観葉植物が増えていくようになるのではないか。カフェが憩い、癒しの場所でもあるなら緑に対するウオンツは高くなるはずだ。

そして本物のコーヒー文化を形にした高級店も今以上に増えてくるのではないか。

最近銀座一丁目の明治製菓の「チョコレートカフェ」にも折りに触れていく。コーヒーだけはなく魅力ある商品を扱うカフェも次々に出てくることだろう。