里山資本主義について

里山資本主義という魅力的なコンセプトを世に中に送り出した、藻谷 浩介氏は興味深いことを言っている。「・・・田舎には、・・・残れる人しか残っていないからです。実は、田舎の方が競争は激しい。食べられない人が都会へ出て、労働力として消費されている。

田舎で生きていく術は現地でも身につけられます。しかし、その前に田舎に行くには、イニシアチブ(=進取の気性)が必要です。意欲と覚悟があって、『自分から飛び込んでいこう』と思う人しか行けません」全く同感である。そして言わずもがなのことだが、里山資本主義は、里山資本・主義で、里山の自然価値を資本にするということだと私は受けとめている。里山にこそ、これからの日本のビジネスモデルがある。