野菜で婚活そして食卓での会話

弊社では野菜づくりをつうじた婚活の企画を現在準備中だ。さて一昨日NHKのテレビを見ていたら、東京の清瀬市が地元野菜を使って婚活イベントを開催している様子が放送されていた。地元の野菜を使って男性と女性が協力してパスタをつくる。そして一緒につくった料理を食べながら歓談。一緒に作業をするので親しさもアップする、というのが参加者の感想。清瀬市の狙いは地元の野菜を好きになってもらって清瀬市の住民になってもらいたい、とのことだ。若い人達に地元野菜を知ってもらう、それを婚活と結びつけた企画が素晴らしい。役所の人でも柔軟な想をする人がいるものだ。弊社の野菜づくりの婚活のプログラムもスピードアップして完成させなければ、と思わされた次第だ。

ところで出来上がったパスタを食べながら、男性の参加者は何を感じただろうか。私たちの世代は、食事中は食べることに専念して、ぺちゃくちゃしゃべってはいけない、という家庭教育を受けてきた。早く食べて、勉強とか家の仕事(例えば風呂を沸かす、とか)をしなければならなかった。その影響か、今でも家では食事の時にはあまり話をしない。勿論ご飯が美味しいとか、このてんぷらはウドなんだね、とかナガイモに柚子がきいている・・・というようなことは口にするが、食卓での会話が弾むということはあまりない。以前思ったことがある。主婦は買物に行き、料理に1時間半とかかけて準備する。しかし食事の時間はせいぜい15分~20分。食事が終るとお茶を飲んで私はテレビを見たり、仕事がある時は自分の部屋に引き上げてしまったりする。晩酌はしない方なので、どうもそういうパターンになる。しかし、主婦は食事を用意して、片付ける、それも毎日毎日のことだ。もう少し、食卓の会話ができないものだろうか、もっと楽しい、豊かなものにならないだろうか。これではいけない、家内に申し訳ないと思いながら、同じことを繰り返してしまっている。せめて若い人々は食卓の会話について私たちとは違う、それこそ一日のうちで一番楽しい会話の時にしてほしいと思う。野菜の婚活では「食卓の会話」というプログラムも盛り込んでいきたい。