野菜栽培で有機栽培を続ける意味

人は齢をとるとともにガンを発症しやすくなると言われている。現在日本人男性の3人に2人が、女性では2人に1人が生涯でガンにかかると言われている。ガン細胞は私達の体内で毎日多数発生しているが、免疫細胞がガン細胞を抑えているのでガンを発症しないですんでいる。増えるガン細胞と体内の免疫監視機構のバランスが崩れた時、ガンは発症する。ガンは老化現象の一種で年齢とともに増えていくが、残念ながら老化現象を抑えることはできない。だとすれば、防御機構である免疫細胞に元気でいてもらう必要がある。

免疫監視機構が正常に働くためには良い生活習慣と併せてバランスの良い食事と活発な生活が欠かせないと言われている。

ということで思ったことは、それでは自分にできることは何か、ということである

さて免疫力を大きく左右するのが食事だ。「6つの基礎食品」からバランスよく栄養をとることがポイントになる。その6つの中で第3群は緑黄色野菜、4群は淡色野菜・果実、5群は穀類、いも類と野菜類が半分を占めている。因みに1群は肉・魚、2群は牛乳・乳製品、6群は油脂製品。

自分で野菜栽培をすれば6つの基礎食品の半分はカバーできる。油脂成分についてもエゴマを栽培しエゴマ油などオメガ3系を摂取すれば6群もある程度カバーできる。そして有機栽培すれば野菜からビタミン、ミネラル、食物繊維、スカベンジャー(フィトケミカル)などの栄養素も十分に摂取できる。

さらに農作業は活力ある生活習慣にもつながる可能性が高い。

ガンにかからず元気に長寿を全うする。そんな願いを持ちつつ、自分にできる範囲で免疫力向上に努めていきたいと思わされている。