非労働力人口減少に転じる
2013年、「非労働力人口」が減少に転じ、一方「労働力人口」が増えた。総務省によると緩やかな景気回復を受けてこのような現象が起きているということ。目立つのは主婦が外で稼ぎ始める動きで、その結果専業主婦は13年に前年比4.3%減と最大の減少となった。また働く高齢者も増えている。問題になっているニートの数も5%減の59万人と3年ぶりに減った。労働力人口が増えることによる波及効果は大きいだろう。所得税、年金、医療、介護保険料を負担する側に回る。厚生労働省は2030年迄に労働力人口を600万人増やした場合、公的年金の加入者が約1%増え、モデル支給額22万円に約2000円上乗せする効果があると試算している。さて今後課題もある。女性の働きやすい環境づくりだ。保育園の質量の充実、女性の再就職のための支援制度、そして高齢者の場合はその経験と知識が活かせるような仕事の確保と創出だ。若い人達の就業機会を奪うようなことになることは避けたい。私は個人的には高齢者はさまざまな形で農業支援の仕事をしたら良いのではないかと思う。既に年金の受給を受けているのだから、一般的な最低時給に拘らなくても良いのではないか。支援して野菜、お米を現物支給してもらう、というのも一つの方法だ。「日本農業再建のために農家を支援している」と考えたらどうだろうか。
モチベーションの持ち方も大事だ。