これからの時代 ビジネスは出口が第一

 

私の友人が現在花の商品化を進めている。特殊な用途の花だ。花を生産するためには生産者を確保しなければならないが、これがなかなか大変なようだ。「栽培した花を全量、折り合った価格で引き取ってくれたら、生産してもいい」というのが生産者の最もな言い分だ。このあたりで行き詰ってしまう。しかし、その上で敢えて言うならば、やはり販売先を確保することが前提だ、と思う。時々「買ってくれるという話だったのに、結局買ってくれなかった」という話を聞く。販売先の立場に立って考えてみることも必要だろう。まずは現物を見てもらい評価してもらうことだ。そして販売先のメリットをネグレクトできないほどのものにして、印象付けて鍵を掛けることがキャンセルを避ける保険になる。その上で小さな規模で生産し、テストしてみる。このための資金負担はこちら側でする。一種の投資だ。この投資資金をどのように確保するか、現物を確保するための生産者の協力も欠かせない。既に商品になっていないプレ商品の販路と生産者を開拓するのは容易なことではない。しかし、やはり販路が先、生産者は後だ。