1/fについて・自然界のゆらぎ

自然の世界はゆらぎに満ちている。例えば蛍の光もゆらぎながら点滅していると言う。一定の同じ間隔ではなく、規則性はあるが、しかし同じ間隔ではない。数学の世界の言葉では「フーリエ変数」というらしい。最近時々、畑仕事で足腰に疲れとか痛みが出てきた時に通っている近くの整骨院では1/fの医療機器を使っている。

以前ゆらぎの技術を応用した照明装置が展示会で出ていたので、試しに体感させて頂いたことがあった。ゆらぎの光を見ていると何となく気持ちが落ち着いてきたことを思いだす。

ゆらぎは人間の脳のθ波(眠り、まどろみ)とα波(リラックス)と波長が合うのかもしれない。ここで飛躍した思いになるが、ビルの屋上に屋上菜園ガーデンを設置するのは、硬い、無機質な構造の上に自然のゆらぎの世界をつくることではないか、ということだ。

人間は本来ゆらぎの世界、1/fのアルゴリズムの世界の住人ではないだろうか。論理的、機械的規則性の世界に、本来のゆらぎの世界を回復する・・・これが屋上菜園ガーデンのもう一つの意味ではないか。昼食後机の前で仕事に取り掛かろうとしながら眠気で椅子の上でゆらぎながら、思ったことだ。