8月9日(日)DeNAは浮上できるか?

一時はセリーグに旋風を起こしたDeNAが交流戦の12連敗などもあり、前半戦を辛くも首位を守ったが、後半戦に入ってから勝ったり、負けたり、負けたりでいつの間にか5位に沈んだ。結局は例年の低位置5位で終ってしまうのだろうか。私なりに願望も交えて予測してみたい。

まず最初に指摘したいことはDeNAは現在新旧交代の端境期にある、ということだ。投手陣では三浦大輔と久保康之のベテラン投手が投手陣を引っ張っているが、今後の浮上の鍵を握るのは若手投手達だ。若手投手は勝ったり負けたりしながら経験を積んでいるが、12連敗中に露呈したようにまだひ弱さを残している。山口、井納、三嶋、長田、小杉、砂田あたりの頑張りに期待したい。上記の投手の中から10勝近く勝ち星を挙げられる投手が2人は出てきてほしい。若手投手が何人化けるか、浮上の第一の鍵だ。

次は捕手だ。DeNAの捕手もまだ若い。投手のどんな荒れ玉、ワンバンドも必ず捕球し、又身体で止める技術をまだ持っていないと新聞の記事で読んだことがある。谷繁のような捕手を育成することも急務だ。

バッテリーが安定したら、打撃陣にも良い影響を与えるはずだ。

最低4位、できれば3位を目指して、DeNAに前半戦のような勢いを取り戻してほしい。

中畑監督は選手を激励するつもりで鳥肌が立ったとか言うが、ここはデンと構えてDeNAが本来の力を発揮したらこのくらいのことは当然だ、ぐらいのことを言って、選手に魔法をかけてほしい。浮上できるかどうか、それは指揮官の「魔法」にかかっている。