DNA2連勝 再浮上なるか 投手の恐怖心

今回のプロ野球の交流戦では「セ低パ高」を如実に物語っていた。個人的に応援している中畑監督のDNA横浜は12連敗を喫した。その中で印象的なのはDNAがソフトバンクと闘った試合で、柳田にスコアボード直撃のホームランを打たれ、DNAの投手陣にソフトバンクを初めとするパリーグの強打者に対して「恐怖心」が生まれたことだ。セリーグには現在それほどの強打者はいない。その結果としてDNAの打者に、解説者が良く使う表現だが、「腕を思いきり振る」ことができず、萎縮したピッチングになってしまった。交流戦が終り、気分も変わったのかもしれないが、交流戦後最初のセリーグの試合では、巨人に2連勝した。12連敗は中畑監督にとっても、選手にとっても大きな試練になったが、ジェットコースターは急降下した後は急上昇する。巨人と違い若手が活躍しているDNAには大きな伸び代がある。もう一度セリーグを面白くしてほしい。鍵を握るのはDNAと広島と私は期待している。