チームビルディング

チームを作って行く時、4つのステップがあるとのことだ。新しい関係を「結婚」にたとえ、異文化マネジメントの観点で整理したフレームワークで、以下のようになる。

第一段階 ハネムーン、第二段階 敵対、 第三段階 ユーモア、 第四段階 新しい文化。実際に私自身チームを作ってきた経験を振り返ってみると、「そういえば確かにそんな感じがする」。ハネムーンの時はいろんな分野の人が集まったので、「多様性はやはりいい。何かできそうだ」と気持ちがワクワクする。ところが第二段階に入ると、何かを具体的に実行する段階になり、決めていかなくてはならない。その時、チームメンバーそれぞれの性格と価値観が表に出てくる。そこで軋轢、対立が生まれる。ここを乗り越えていくためには、互いの意見、考えを尊重しつつ、全員でそれらを検討して、最終的は一つ高いレベルで統合する、という作業が求められる。昔の言葉で言うと「弁証法的止揚」だ。チームリーダーにはこの力量が必要だ。そして第四段階、チームに親密感、一体感と自由感が生まれ、それがチームの文化になっていく。チームらしさが出てくると言ってもいい。

私がチームを設計する場合、人数にこだわる。奇数で7名迄、つまり3人、5人、7人、というように。スタート時は3人、拡大期は5人、安定確立期は7人、ということになるだろうか。