ブレストと合意形成

ビジネスモデルの話をスタッフとしていた。その時たまたまだったのだが、使っていたテーブルがひし形をややつぶした形だった。

そこでこのテーブルを使いながら、ビジネスモデルのデザインプロセスと合意形成・選択肢の絞り込みについて説明した。デザインプロセスは突飛なアイデアも含めて、アイデア出しのプロセスで、ブレーンストーミングはこのプロセスに入る。ひし形の左部分。このアイデア出しが出つくしたら今度はひし形の右部分に移行する。この場合、アイデアが出尽くしたと見極める臨界点の把握が重要だ。早すぎてもいけない。右部分に移行する時は会議のメンバーにその旨伝えて、選択というか、精錬というか、非本質的なものを取り除いて絞り込み、プロトタイピング作業に入っていく。言葉だけで説明するだけでなく、図を使うことが理解の助けになることが多い。今回はタイミングよくひし形のテーブルがあったので、それを使った。スタッフに聞くと「分かりやすかった」との感想。

さてこのひし形の右半分は合意形成プロセスになる。アイデア出しは自由のプロセスで、だれでも楽しくアイデアを出せるが、重要なのは右半分だ。削り落としていくプロセスで難しい作業となる。そのためには目的と方向性とどのような未来を共有できるか、話合っていくことになる。合意形成には実行責任も伴う。