1月4日(月)健康が最大の資本

最近では資本という言葉が、自然資本、社会共通資本、里山資本・・・などと幅広く使われるようになってきた。従来は資本というとまずマルクスの「資本論」を連想していた。

少し脱線するが、資本という言葉を使う時、私達は何をイメージしているのだろうか。なぜ自然資産、と言わないのか。また身体が資産とも言わない。

資本の場合、一般的なイメージは「事業活動を行なうための元手になる金」のことであり、「商売をはじめるため、商売の資本を集める」などが使用例だ。さらには「サラリーマンは体が資本だ」という表現には元手は健康な身体しかない、と言った悲哀が滲む。一方資産は一般的使い方としては財産をイメージしている。株とか土地、建物などだ。資本を拡大再生産して、資産を増やしていく、というわけだ。

若い頃は余り意識していなかったが、やはり体調・体力維持は仕事をやっていく上での前提条件だ。体調が悪いと気力や思考力が低下していく。これは加齢とともにひどくなる。

今年使っている手帳は日野原先生の監修した手帳「生きかた上手手帳」だ。お医者さんらしい内容もある。1週間毎に「私の(健康)データ」という欄だ。今年は健康管理関係の測定器具を購入して、コマメに自分のデータを取ることにした。健康が最大の資本、と改めて思う。