2つの仕事を持つ

昨年から意識の上では「半農半X」的仕事をしている。半・半で一つということだが、2つの仕事をしている、とも言える。1つは屋上菜園関係の仕事、もう一つはビジネスモデル関係の仕事。この2つはいろいろと試行錯誤した結果、そうなった。今迄続けてくることが出来て、しかも興味が持続しているのは、自分に合っているからだろう。毎日の仕事の面でも以上の2つで占められている。私の性格には「物事に厭きやすい」部分もあるので、2つの間を行ったり来たり、というが丁度いいのかもしれない。最近では自分の中で相乗効果が生まれてきていると感じる。併せて視野も拡げることができる。

さて江戸時代の商人の中には2つ以上の仕事を持っていた者がいた、と何かで読んだことがある。人々の生活時間に合わせていろいろな仕事をしたのではないか。別の面から見れば一つの仕事だけでは食べていけなかった、ということかもしれない。

これからの時代、複数の仕事を持つ人が増えてくるのではないか。会社に勤めていながら、土日に他の仕事を副業的にする人達が増えてきている。あるいはフリーランサーの人達、シニアの人達が2つ以上の仕事をするということも同様だ。企業社会が安定的、継続的に人々に仕事の場を提供できる時代は去りつつある。その意味では働く人達も発想の転換をして、いざという時に備えておく必要があるのではないか。どんな大企業に勤めていても、明日突然リストラされる時代なのだから。2つの仕事、2つの足場が必要な時代になっている。