食事の風景

現在あるプロジェクトのために、これからの食事の風景について検討作業をしている。このために2つの基準を設定した。

①食事の主体(食事をする人):個食(一人で食べる人)、グループ食(一緒に食べる人達)

②食事の種類 (食事をする場):内食 中食 外食

以上を4つのクアドラントに割り振ってみると以下のようになる。

 

食事と人の関係

 

 

 

 

 

 

 

 

Aは個人でワンルームマンションなどで自炊、あるいは中食を買ってきて一人で食事をする。食費は節約志向。食べることを愉しむよりも空腹を満たすために食べる。

Bは外で一人で食べる。収入のある「お一人様」はレストランで「孤独のグルメ」。安心・安全な食べ物に対する関心は高い。

Cはおうちで、家族で食事。核家族化が進んでいるため、実際は家族揃って一緒に食べるというケースが少なくなってきている。高齢者夫婦の場合はどちらか片方というケースもある。実情は個人化傾向が進んでいる。

Dは外で仲間と一緒に食事。食事をしながら楽しい時間を過ごしたい。時にはちょっと贅沢もしたい。

現在は日本の家族のあり様が大きく変化している。それは食事の風景にも大きな変化をもたらしている。ベクトルはABCDのどの方向に向うのだろうか。